田中　淳

Tanaka Jun
2019年入社
中国株情報部アナリスト

Question 1.

現在担当している仕事を教えてください。

　香港、上海、深圳に上場する企業の株式や事業に関する最新情報を、調査や分析を交えてタイムリーに記事化し、投資家に提供しています。証券取引所の公告や海外メディアの報道から投資のヒントになる情報を選び、日本語で分かりやすく、正確かつ簡潔にまとめる能力が求められます。

　さらに、米国市場に上場するトリップ・ドット・コムやJDドット・コムなどの中国企業の動向や、政府の政策、統計情報、非上場ながら注目度の高いファーウェイなどの中国企業の動きも投資家の関心が高く、これらの情報も意識して追うようにしています。このほか、大手ベンダー向けニュースやレポートの執筆・配信、中国株ハンドブック『中国株二季報』の年2回の編集も手掛けます。

Question 2.

入社前と入社後で印象は変わりましたか？

　過去にも中華圏の経済情報をデイリーで配信する業務に携わりましたが、複数の資料を突き合わせ、当事者に取材しながら時間をかけて書き上げるスタイルが主でした。一方、DZHフィナンシャルリサーチでは刻一刻と変化する相場をにらみつつ、情報の要点を掻い摘んでスピーディーに発信することが求められ、執筆姿勢の違いを実感しています。どちらも書き手に求められるスキルですが、今はスピード感を意識して執筆しています。

　一見、ありふれた増資に政府の施策と呼応した壮大な野望が秘められていたり、巨額の投資案件の実態が実は採算度外視だったり、異業種進出という大博打に一憂したりと、企業情報に秘められたドラマを読み解くのも醍醐味ですね。相場は特に米中首脳や高官の発言で振れることも多く、社内の為替情報部と情報交換するような場面も珍しくありません。交代で韓国や豪州の相場情報をまとめる機会もあり、中華圏だけでなく国際情勢全般や政治に関心のある人も意欲的に取り組める仕事だと思います。

Question 3.

休日は何をして過ごしていますか？

　西葛西、西川口、八潮、大和など東京近郊にある在日アジア人の新興コミュニティを訪れ、路地裏で本場の料理を肴に、仲間と昼間から酒盃を傾け合うのが楽しいですね。中華圏での生活が長かったため、訪日した中国、台湾、香港の友人をアテンドする機会も非常に多いですが、日本通の彼らは通り一遍の案内では満足しないため、アレンジに毎回腐心しています。中国・台湾時代に、渓流を下るラフティングと入り江を探検するシーカヤックにはまりました。都内でも時間を見つけてカヤックに挑戦しています。

Question 4.

今後の目標を教えてください。

　投資の世界は専門用語や知識の積み重ねが必須。日々の業務を通じて不足している部分を補い、理解を深めながら情報を提供していけるよう心掛けています。アナリストが交代で毎日のマーケット情報を予測・分析していますが、寄り付き前の相場見通しが「的確だった」と言われるようになれば嬉しいですね。

ある１日のスケジュール

8:30	出勤。定期の作業や資料収集など
9:00	始業。記事の執筆・配信を開始
10:00	交代で香港と中国の場況を執筆・配信開始
13:00	香港市場が前引け
13:30	昼食
14:30	午後も最新ニュースを記事化しつつ、レポートなどの執筆に充てることも
17:00	香港市場が大引け、週1回の編集部定期ミーティング
18:00	退社。月1回の顧客推奨銘柄選定ミーティング

DZHのココがいい！

　「人」の良さを日々、実感しています。業務は主体性にゆだねられているので過干渉されることはなく、各人のスキルや持ち味が尊重されます。一方で、必要とあれば助言やサポートを惜しまない気風もあり、何でも相談できる風通しのいい環境なのは僥倖でした。不要な残業や休日出勤もなく、有給休暇も取得しやすい職場です。